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大学の費用:4年間の総費用は約700万円!大幅節約ができる5つのコツ

子育て
  • 大学生活にかかる総費用は700万円以上
  • 国立大の学費は約52万円
  • 私立大の学費は約90万円
  • 大学生の月の生活費は約6万5000円
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大学の学費 相場表

 学費入学料検定料施設設備費合計
国立52万円28万円1万7000円81万7000円
私立90万円25万円18万円133万円

参考: 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令

私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について

 

「国公立大学よりも私立大学の方が学費が高い」というのは暗黙のうちに認識されていることでしょう。しかし、実際にどれくらいの金額差があるのでしょうか。

 

「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令 」と、「私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」 の2つの調査結果によると、なんと国立と私立では1年間で50万円以上も差があることがわかります。ただ、国公立は私立に比べると安いものの、年々増加しているのも事実です。

 

また、入学料だけで見ると国立と私立であまり差はありませんが、学費と施設設備費として支払う費用で差がついています。国立大学の費用は文部科学省によって定められていますが、私立大学の学費は学校によって異なるため入学を検討する際に確認が必要です。

大学の受験料

入試方法金額
センター試験3教科以上 1万8000円
2教科以下 1万2000円
国公立大学・2次試験1万7000円/1校
私立大学(一般試験)約3万5000円/1校

 

大学の受験料は、受験する大学ごとによって、またその数によって変わってきます。大学受験をする人はセンター試験を受けることがほとんどのため、とりあえず1万8000円がかかるのは確かです。その上で、国公立大学を受験するのか、私立大学を受験するのか、滑り止めも含めていくつの大学を受験するのかを考えなければなりません。

 

例えば、国公立大学1校・私立大学3校を受験するとなれば、計算は以下の通りです。

 

センター試験(3教科)1万8000円
国公立大学(1校)1万7000円
私立大学(3校)10万5000円
合計14万円

当然ですが、滑り止めを受けすぎると受験料の総額がどんどん高くなっていきます。第一志望の大学に落ちてしまった時のために滑り止めを受けるというのはよくありますが、あまりにたくさんの大学を受験しすぎると費用がかさむため、この点も子供との相談が必要でしょう。

月々の生活費の目安

実家暮らし・寮生活・一人暮らし

 平均費用/月
自宅3万5000円
7万1000円
一人暮らし9万2000円
全体の平均費用6万6000円

参考: 平成28年度学生生活調査結果

 

高校を卒業して大学に入学するタイミングで、地方の学生は上京して寮に入ったり、一人暮らしをしたりします。都市部に行くと学費以外にかかるお金がかなり高いので、地方に住んでいる方は生活費も用意しなければなりません。

 

親が子供に仕送りをして賄っていることもありますが、学費と生活費両方とも支払うのは厳しいという家庭も多いはずです。そのため、学費に関しては親に払ってもらったり、奨学金を借りたりして、一方で生活費は学生自身がアルバイトをしながら賄うというケースが多いようです。

 

一人暮らしをするとなると、どうしても家賃や準備費用などでお金がかかってしまいます。大学入学に際して学費にばかり目が行きがちですが、実は寮生活や一人暮らしにもお金がかかるので要注意です。

留学にかかる費用

留学先3ヶ月6ヶ月1年
アメリカ50万円〜80万円〜120万円〜
カナダ40万円〜70万円〜100万円〜
オーストラリア40万円〜60万円〜100万円〜

 

言語習得はもちろん、アートや専門的な学問などを学ぶために、留学を志す学生が増えています。いざ子供が留学に行きたいと言った時に、快く送り出してあげられるよう、準備資金を少しずつ蓄えておきたいところです。特に文学部の英米文学科などに進学する場合は、留学することが必須の大学もあるため、留学費用を前もって用意しておく必要があります。

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みんなどうやって大学費用を賄っているの?

大学の費用を準備するにあたり、他のお家ではどうやってお金をやりくりしているのでしょうか。

親がコツコツ貯金して準備する

「子どもを大学に行かせたいから、ちゃんと準備しておかなければ」と考えている家庭が多く、準備資金をコツコツと貯める親御さんが多いようです。子どもが生まれてから大学に入学するまで約18年間あるので、仮に700万円を貯めるとすると、1年間で約38万円の貯金ができれば大学費用を賄うことは可能です。

 

自分で貯金するのが難しいというのであれば、学資保険のシステムなどを利用して半強制的に貯金してみるのも一つの方法でしょう。

子どもが奨学金で賄っている

日本学生支援機構を始めとした貸与型の奨学金、そしてお金を返さなくても良い給付型の奨学金などを利用することで、大学費用を賄っている学生はとても多くいます。日本学生支援機構で借りられる奨学金を以下の表でまとめました。

 

奨学金の種類大学の種類金額/月
第1種奨学金(利息なし)国公立2万〜5万1000円
私立2万〜6万4000円
第2種奨学金(利息あり)国公立2万〜12万円
私立2万〜16万円

将来に渡って返済していくことを考えると、やはり利息なしの第1種奨学金を借りることが望ましいでしょう。しかしこれを借りるには審査に受かる必要があります。審査の基準は、学生本人の成績と、家の経済状況の2つが主になります。

 

利息ありの第2種でも、私立大学なら最大で毎月16万円を借りることができます。そのため、例え医学部などに入学するとしても、学費を払うことは可能でしょう。

 

一方で、奨学金を返済できなくなる人も年々増えているというのも現状です。社会に出たあと返済に苦労しないように、できる範囲でアルバイトなどをして学費を賄うのが理想です。

子どもが自分で貯金をしている

自分で貯金してやりくりする方法もいくつかあります。

 

  • 高校時代からアルバイトして貯金をする
  • 1年間浪人して貯金をする
  • 小さな頃からお年玉などを貯めておく

 

以上のどの方法でも、さすがに700万円を貯金するのは難しいものです。そのため、自分の貯金と奨学金を組み合わせて学費を払うことが多いです。学費だけでなく、生活費や大学生活を充実するためのお金も必要なので、子どもが貯金したお金だけで大学に通うのはほぼ不可能かもしれません。

子どもが勉強を頑張って学費免除

優秀な成績を修めた学生は、大学の学費を免除してもらえる可能性があります。

全額免除・ 半額免除など学校によって学費免除の種類が違いますが、全額免除された場合、用意するのは生活費だけで大丈夫です。

 

成績優秀な学生だと、行きたい大学から1ランク下げて学費免除が受けられる大学に行く人もいます。自分の実力通りの大学に行くのか、1ランク下げて学費免除をゲットするのかは自分次第です。

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大学費用をできるだけ抑える5つの方法

大学生活にかかる費用を節約する方法

大学生活にはたくさんのお金が必要であることがわかりましたが、ちょっとした工夫と努力次第ではその費用を抑えることができます。

一人暮らしよりも寮生活

上記で述べたように、一人暮らしと寮では毎月約2万円もの差が出ています。これを4年間の48ヶ月で計算すると、なんと100万円弱の差が出ることになります。そのため、寮がある大学の場合はなるべく利用するのがいいでしょう。

 

実家から通学できる場合はもっと費用を抑えることができますが、良い大学は都会に集中していることが多く、寮生活や一人暮らしをすることになるのは仕方のないことでもあります。もし親戚が都会に住んでいて、そこからの通学を許してくれるのであれば、間借りさせてもらうのを相談してみるのもありでしょう。

 

できるだけ家賃の安い家に住む

大学生が一人暮らしをするときの家賃は、だいたい5万円前後が相場とされています。安い場所でも3万円ほどで、高い場所だと毎月10万円する部屋に住んでいる学生もいます。東京や大阪だと家賃が高いのは仕方ありませんが、電車通学や自転車通学にして少しでも安い部屋に住むと節約になるのでおすすめです。

 

こういった都市部の大学の周辺は街も栄えていることが多く、大学の近くに住もうとすると家賃が高くなってしまいます。家賃を安くしようとして交通費が高くなってしまうと元も子もないので、交通費と相談してできるだけ安い方を選びましょう。

勉強を頑張って学費免除

大学の学費が免除になるのは2つのパターンがあります。

 

  1. 大学受験の時の成績が良かった
  2. 入学後に良い成績を修めた

 

大学によってどんな学費免除のルールを決めているか異なるので、確認をして申請しましょう。

 

2つ目の、「入学後に良い成績を修めて学費が免除になる」場合は、1年目は他の学生と同じように学費を払うのが普通です。もちろん、学費免除を利用するためには子どもが勉強を頑張るほかありません。しかし、実際は学費免除の制度を利用する学生が非常に少ないので、試しに申請をしてみると良い結果が出るかもしれませんよ。

 

外食を控えて食費を抑える

節約ができない人は、料理をせずに外食ばかりしているという傾向が。なるべく外食を控えて食費を抑えることで、生活費はだいぶ節約できます。外食だと1食500円以上かかることも普通ですが、自炊すれば半分以下に抑えることもできます。

携帯を格安SIMに変更する

節約の基本は、月にかかる固定費を減らすこと。見落としがちな節約術として、携帯を格安SIMに変更するという秘策があります。ほとんどの方は、docomo、au、Softbankといった大手キャリアと契約していることでしょう。しかし、これらの大手キャリアから「マイネオ」などの格安SIMに変更するだけで、月6000円ほども節約することができます。

 

ただし、いきなり変更してしまうと解約料金がかかってしまうことがあるため、まずはショップに相談しましょう。

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