一人暮らしの家賃相場:目安は手取りの3割。上手な部屋選びの秘訣

住まい・引越し
  • 東京では約10万円、大阪・愛知では約5万円が相場
  • 同じ東京都内でも、地域により家賃相場に10万円近い差がある
  • 家賃の目安は手取りの約3割
  • 東京のシェアハウスでは、通常の賃貸より7万円安くなるところも
  • 家賃だけでなく、初期費用や駐車場代、共益費・管理費を含めた合計費用の確認が重要

 

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【地域・間取り別】一人暮らし家賃相場

地域

ワンルーム

1K

1DK

東京

(23区)

8.7万円

9万円

10.9万円

大阪

(大阪市)

4.8万円

5.4万円

6.2万円

愛知

(名古屋市)

5.3万円

5.3万円

5.9万円

神奈川

(横浜市)

5.6万円

6.3万円

7.0万円

その他の

地方都市

兵庫:3万円台前半~6万円台前半

香川:2万円台後半~4万円台後半

初期費用の相場:家賃の4.5~5か月分

首都圏の物件での初期費用は、家賃の4.5~5か月分が相場です。初期費用の構成は、主にこのようになっています。

 

初期費用の内容

金額

敷金

家賃約一か月分

礼金

家賃約一か月分

前家賃

家賃約一か月分

仲介手数料

家賃約0.5か月~一か月分 + 消費税

火災保険料

シングルだと約1.5万円

その他

保証料・引越し費用など

初期費用は、不動産屋に相談すれば安くしてもらったり、大家さんに交渉すれば分割払いにすることも可能です。一人暮らしでは、家賃だけでなく事前に初期費用を把握しておくことも大事です。

 

仲介手数料の相場
火災保険料の相場
引越し費用の相場

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間取り別に見るメリット・デメリット

一人暮らしで人気の間取り、ワンルーム、1K、1DKを詳しく見ていきます。

ワンルームの家賃相場:4万円台のところも

ワンルームとは、扉など間仕切りのない1部屋タイプの間取りのこと

地域

相場

東京23区

8.7万円

その他の地域

4万円台~5万円台

 

一人暮らしで人気のある間取りの中で比較すると、一番安い間取りです。

 

ワンルームは確かに家賃が安めですが、東京23区内だと港区、中央区、千代田区、渋谷区と人気のある地区は、1Kよりもやや高めの家賃になっています。

 

ワンルームとは、扉など間仕切りのない1部屋タイプの間取りです。

 

キッチン部分での仕切りがありません。物件によっては、玄関口から部屋に続く廊下を設けて、さらに扉を付けることで、突然の訪問者でも中の部屋を見せないように工夫しているワンルームもあります。間取り図をよく確認しましょう。

 

メリット

  • 家賃が安いところが多い
  • 掃除がしやすい
  • 単身者が住みやすい

 

デメリット

  • 調理をすると部屋全体ににおいがこもる
  • 人を部屋に招待したときに部屋全体が見える

 

1Kの家賃相場:5万円台から

1Kとは、部屋とキッチンが扉で仕切られているタイプの間取りのこと

地域

相場

東京23区

9万円

その他の地域

5万円台~6万円台

 

1Kとは、部屋とキッチンが扉で仕切られているタイプの間取りで、廊下にキッチンがあることが多いです。

 

メリット

  • 料理をしても部屋全体ににおいがこもらない
  • 玄関口で部屋全体を見られない
  • 1DKより家賃が安め
  • 単身者に住みやすい

 

デメリット

  • 家賃はワンルームより少し高め
  • 食事スペースは含まれない

1DKの家賃相場:5万円台後半から

>1DKとは、部屋にダイニングキッチンが付いている間取りのこと

地域

相場

東京23区

10.9万円

その他の地域

5万円台後半~7万円台

 

1DKとは、部屋にダイニングキッチンが付いている間取りです。キッチンと食事をするスペース、居室が分かれているのが特徴です。

 

メリット

  • 食事スペースが確保できる
  • 収納スペースが確保できる
  • 生活空間にメリハリを付けられる

 

デメリット

  • ワンルーム・1Kと比べて家賃は高め
  • 光熱費が高くなる
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【東京・シェアハウス】通常の賃貸より7万円安い?

シェアハウスには、プライベートが確保される個室タイプと、複数人で部屋をシェアするドミトリータイプがある

部屋タイプ

東京での家賃相場

個室

6万円台~8万円台

ドミトリー

2万円台~3万円台

 

個室は、ドミトリータイプの家賃相場よりも1万円~2万円ほど高くなります。

 

シェアハウスは、通常の賃貸物件よりも家賃は安めなのが特徴です。 同じ地区内の通常の賃貸物件と比べても、物件によっては7万円近くの家賃の差が出るところもあるので、安く抑えたい方におすすめです。

シェアハウスとは

シェアハウスは近年注目を集めていますが、基本的には一つの家の中でトイレやお風呂の水回りや、リビングキッチンなどを共有して複数人で暮らすタイプの物件のことをいいます。

 

共有範囲は、それぞれのシェアハウスや部屋のタイプごとに変わります。

 

部屋タイプ

特徴

完全個室タイプ

個人用のキッチンやトイレ、

シャワールームが各部屋で確保される

個室タイプ

個人の部屋を持てる

ドミトリータイプ

一部屋を複数人で共有

 

メリット

  • 初期費用(敷金・礼金・仲介手数料)が不要なケースが多い
  • 家賃が安い(家賃に光熱費が含まれる)
  • 仲間意識が生まれる
  • 家賃を安く抑えられる
  • 交流が活発にできる

 

デメリット

  • 規律を守る必要がある
  • プライベートの確保が難しい
  • 住人同士のトラブルに巻き込まれる可能性がある
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家賃の内訳は部屋代だけじゃない!家賃の構成は?

毎月引き落とされる家賃の構成は、主にこのようになっています。

 

内容

説明

相場・目安

家賃

部屋にかかる賃料のこと。部屋代

共益費・管理費

物件の維持・管理費

家賃(賃料)の5~10%

駐車場代

車を所有する場合必要。大抵、家賃とは別に請求される

家賃(賃料)の30~40%前後

町内会費

住んでいる町内会(自治会)が徴収する費用。加入は任意

300円~500円

引き落とし手数料

家賃の自動引き落とし手数料。各銀行口座により異なる

100円~300円

 

不動産の情報を見ていると、家賃(賃料)だけ見て「安い」と判断しがちですが、実際に支払うのは共益費・管理費や駐車場代などを含めた金額です。そのため、全て含めて計算すると、最終的に相場よりも高くなってしまう物件もあります。

 

共益費・管理費

共益費と管理費にそれぞれ明確な違いはなく、担当する不動産屋・大家さんによって使われる言葉が違います。

 

共益費・管理費が0円と記載している不動産屋・大家さんは、もともと家賃にその分を上乗せしていることもあります。その場合、初期費用もそれだけ高くなってしまうので注意が必要です。

 

実際に無料としているところでは、共用部分の電気が切れていたり掃除が行き届いていなかったり、荒れていても特に処理されないといったこともあります。内見の際などによく確認しておきましょう。

まずは不動産屋・大家さんに、共益費・管理費は家賃に含まれているのか確認してみましょう。

駐車場代

東京だと1万円~4万円台と地域でばらつきがあります。地方都市では家賃の1割といったところも。

また駐車場代は、都心部など公共の交通機関が発達している場所である場合、また借人が学生など車を持っていない場合、その分節約できます。

 

例えば東京・千代田区では駐車場代だけで月々4万円台かかるので、それだけで年間50万円近くかかってしまいます

 

地方都市でも、家賃自体はさほど高くなくても、駐車場代も含めると結局家賃の予算オーバーをしてしまうことも珍しくありません。家賃の構成をしっかりと確認しておきましょう。

 

町内会費

用途や金額は各地域・各町内会(自治会)によって異なりますが、地域の行事や防犯・防災活動などに使われます。高ければ2000円といったところもあります

 

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高い家賃・安い家賃の物件の特徴

高い家賃の物件の特徴:高い利便性

 

家賃が高くなる物件には、主にこれらの特徴があります。

 

  • 最新設備が整っている(Wi-Fiや台所まわりなど)
  • 築年数が浅い
  • 間取りが広い
  • 物件の構造:木造よりもRC(鉄筋コンクリート)造が高い
  • 繁忙期(1月~3月)に取引した物件
  • 利便性の高い地域(商業施設が近い、駅に近いなど)

 

東京では、他の地域と比べて家賃が高くなります。東京の都心は人も情報も施設も様々なものが集まっており、住むには便利です。つまり、他の地域と比べ相対的に土地としての価値・魅力が高くなるため、家賃相場も高くなるのです。

ちなみに三大都市でも、東京以外の大阪・名古屋は東京に比べて家賃が安く、その理由は以下の通りです。

  • 大阪:不動産仲介業が多いため
  • 名古屋:東京と比べると地価が安く、物件の需要が少ないため

 

東京・人気地区の家賃相場5選

地域

家賃相場

新宿区

10.4万円

中野区

8.2万円

渋谷区

11.6万円

中央区

11.4万円

港区

13.1万円

 

東京の一人暮らしで人気のある地区の家賃の相場は、港区と中野区で比較すると家賃に5万円近く差があります。人気のある地区だけでこれだけの差があるのです。

 

安い家賃の物件の特徴:不便さ

  • ユニットバスである
  • 部屋が狭い
  • 築年数が経っている・設備が古い
  • 1階2階など低い階層
  • 線路が近い
  • お墓が近い
  • 物件が坂の上にある

「不便さ」を感じる物件は、当然家賃も安くなります。

古い物件には掘り出し物も!

古ければ不便だろうと避けてしまいがちですが、実は住みやすいようにリフォームをしている物件が多く、掘り出し物の物件が見つかる可能性があります

リフォームの一例はこの通りです。

  • 新しい壁紙へ貼り替え
  • トイレをウォシュレット付きにする
  • 玄関口に自動センサーを付ける  など

 

新しい物件とさほど変わらない仕様にされている物件も多いので、内見で確認してみることをおすすめします。

破格の家賃なら「ワケあり」のことも

表立って言えない事情のある物件は、家賃が3割~5割ほど安いことが多いです。家賃が安くなるなら構わない方は大丈夫でしょうが、大体は不信に思うもの。

 

よくあるのが、次の2つの理由です。

  1. トラブルを起こす住人が住んでいる
  2. 事故物件

1.トラブルを起こす住人

事前にトラブルを起こす住人を知っておきたくても、実際のところ個人情報の開示問題などもあり、把握するのは難しいこと…。

 

こればかりは、物件の下見の際に、注意して周りの様子を伺うしかありません。バイク自転車置き場やエントランスホール、エレベーター室などの共用部分、近隣の住宅の様子などをよく見ておきましょう。

 

近くに飲食店などがあれば、店員さんに周辺の様子を尋ねてみるのも一つの手ですね。

 

2.事故物件

事故物件に関しては、大家さんから住人に対して告知義務がありますので、知らずに契約させられることはありません。

 

事故物件であるにもかかわらず、告知がなされなかった場合、大家さんは告知義務違反として法律で罰せられます。

 

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一人暮らし物件の賢い選び方のポイント5つ

毎月決まった金額で支払うことになる家賃。物件の探し方のコツを抑えておくと、自分に合った物件探しが楽になります。

1.一人暮らしの家賃の目安を知る:手取りの3割

自分の収入に見合った物件として、家賃の目安は手取りの約30%です。

大卒の初任給20.7万円を基にすると、家賃の目安は6.2万円となる

厚生労働省によると、2018年の大卒の初任給は20.7万円でした。この数字を元にすると、春から社会人で一人暮らしをはじめる方は6.2万円が家賃の目安となります。

 

節約したい方は家賃を手取りの27%にすることを意識するとよく、目安は5.6万円となります。

もちろんこれらの家賃はあくまで目安なので、まずは自分の支払い能力と無理のない物件を探しましょう。

2.住む地域の家賃相場を知る

同じ東京都内でも、23区の港区では13.1万円、青梅市では4.4万円と家賃相場に10万円近くの差がある

自分が住む地域を決めたら、家賃の相場を不動産サイトなどで調べて、その地域の相場感覚を握っておきましょう。

 

家賃は地域によって大きな差があり、同じ東京都内でも、23区の港区では13.1万円、青梅市では4.4万円と家賃相場に10万円近くの差があります。

同じ都道府県内でも、人や店が集まっている地域は賃料が高く、海沿いで津波が心配されるような土地は賃料が安いなど、家賃に差があります。

地域ごとの家賃相場は物件探しの基準になるので、高すぎたり安すぎる物件を選ぶ失敗が少なくなります。

 

地域ごとの家賃相場はこちらで検索できます>>

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SUUMO

 

3.不動産屋でお得な物件を直接紹介されることも

不動産屋に直接足を運ぶことで、ネットにはまだ掲載されていない物件を紹介してもらえるケースがあります。

その場で直接条件を伝えることで下記のメリットもあります。

  • 「その場での情報」は新鮮でお得な情報が多い
  • 条件に見合った物件のイメージがすぐに固まる
  • 条件の確認後にすぐに物件の見学に連れて行ってもらえる

直接教えてもらった物件でそのまま決まるケースもあります。

忙しくて、なかなか直接不動産屋に足を運ぶのは難しいですが、直接紹介されるのにはこういったメリットもあります。足を運んでみて、物件へのイメージを固めるのもおすすめします。

 

4.家賃の値下げができる要素

不動産屋から提示されている家賃は変えられないと思われがちですが、事前に不要な要素を除いたり、値下げ交渉をすれば家賃を下げられます。

駐車場代や浄水器カートリッジ

家賃を構成する要素の中には駐車場代が含まれるケースがありますが、車を持っていなければ、駐車場代を家賃から外せます。

他にも、物件によっては、水道に取り付ける浄水器カートリッジのサービスといったものもあります。このカートリッジ交換代は、家賃に組み込まれます。

 

例えば地方都市での一例として、駐車場代とカートリッジ代を外すと、年間これほどの節約になります。

一ヶ月:駐車場代5000円×浄水器カートリッジ代1000円=6000円
1年間:6000円×12か月=7.2万円

 

町内会

さらに、町内会に関しても、加入は義務ではなくあくまで任意なので、脱会を希望すれば町内費の費用も抑えられます。管理組合に脱会の旨を伝えるといいでしょう。

ただし、町内会は地域のお祭りや、災害時の助け合いのネットワークにつながる、大事な存在です。普段意識はしづらいかもしれませんが、その辺りのことを踏まえたうえで、判断するようにしましょう。

 

家賃交渉することも可能:成功率は低い?

成功率は低いようですが、実は家賃は交渉可能です。

 

下がったとしても1000円~3000円ほどのケースがほとんどですが、下記のような物件は交渉に成功しやすいので、やってみる価値はあります。

  • 繁忙期(1月~3月)後も空室の物件
  • 何らかの悪い条件がある物件
  • 家賃が周辺地域の相場よりも高い物件

 

ベストなタイミングは引っ越しが落ち着く4月~7月です

家賃の交渉は、新しく物件探しをする方はもちろん、すでに何年も住んでいる方も可能です。

5.外せないこだわりと妥協点を明確にする

物件選びは、賃料と住みやすさのバランスが大事ですが、事前に「これだけは外せない」という物件選びのこだわりポイントと、「これは絶対じゃなくても大丈夫」という妥協点を決めておきましょう。

 

物件選びがスムーズに進み、住み始めてから後悔する可能性も低くなります。

よくある外せないポイント・妥協点の決め方の例は以下の通りです。

 

こだわり

妥協点

  • 2階以上の部屋:防犯上の理由
  • 鉄筋コンクリート造
  • 風呂トイレ別
  • エアコン付き
  • 南側向き:日当たりの良さ
  • スーパーから近い
  • Wi-Fi付き
  • 部屋数にこだわらず、ワンルーム可
  • 駐車場なし
  • 駅から遠くてもOK

 

当然、妥協点が多ければそれだけ家賃が安いところも見つけやすくなります。

また、不動産屋の中には無料でウォシュレットをつけてくれたり、大家さんの中には棚を付けてくれたりと、融通を効かせてくれるところもあります。

ちょっとした希望も、事前に不動産屋や大家さんに伝えておくと、叶えてくれる可能性があります。はじめての一人暮らしで気になったら、事前に伝えておきましょう。

 

※参考:

不動産賃貸情報コラム | 賃貸物件情報アエラスグループ

家賃やお金のこと

Rooch(ルーチ)

暮らしっく不動産

平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況|厚生労働省

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