- プラチナの品位や重量を確認する
- 変形や破損していても買取には問題ない
- プラチナの将来的な価値も考慮される
- プラチナインゴットは高価買取が期待できる
- ネットで簡単に査定へ出すことも可能
売却方法比較
売却方法▶︎ ▼比較項目 | 買取専門店 | ネット | リサイクル | ネット |
---|---|---|---|---|
高価買取 | ◎ | 〇 | △ | 〇 |
手軽さ | 〇 | ◎ | ◎ | × |
即日現金化 | ◎ | 〇 | 〇 | × |
見積もり | 〇 | ◎ | ◎ | × |
おすすめ度 | ◎ | 〇 | 〇 | △ |
プラチナ製品は、ジュエリー、コイン、インゴットなどさまざまな種類があるため、確かな知識のある買取専門業者に買取してもらうことをおすすめします。
専門店へ持ち込み、対面で査定してもらうとより信憑性も高まり、価格交渉が必要な場合は行えるため、高価買取が期待できるようになります。
近くに店舗が無ければ、ネット査定などで簡単におおよその金額を知ることもできます。
自分に合った買取方法を見つけましょう。買取方法4つを詳しく説明していきます。
買取専門店
- 知識と経験のある優秀な鑑定士に査定してもらえる
- 大手買取専門業者ほど、流通ルートも多いため、高価買取のチャンスがある
- 対面で鑑定士に見てもらえるため、価格交渉がしやすい
持ち込み査定のメリットとして、知識と経験のある優秀な鑑定士の査定が受けられるため、安心してプラチナを手渡せる点にあります。
また、店舗が複数ある大手買取専門業者ほど、プラチナの流通ルートをいくつも確保しているため、他店に比べても高値で買取してもらいやすい特徴があります。
ただし気を付けておきたいのが、悪徳な業者であった場合です。
査定にプラチナ製品を出した際、同じような製品とすり替えられるなどの事件も発生しているため、持ち込む前にお店の評判などを調べておくと安心です。
買取専門業者(ネット査定)
- 宅配買取やLINEで気軽にプラチナ査定が行える
- 実店舗と異なり、わざわざ店舗に出向く必要がない
- 気兼ねなく見積もりのみをしてもらうことができる
最近では、インターネット買取専門業者でも可能となりました。
主に宅配キットで郵送する査定方法とLINEで写真を送る査定方法があり、好きなときに好きなタイミングで買取できます。
わざわざ店舗に出向く必要がないため、自宅にいながらカンタンに買取手続きが行えます。
プラチナ専門買取店舗での対面査定との違いは、買取価格の値上げ交渉がしにくい点にあります。メールやLINEの文章で価格交渉を行う必要があるため、返信を待つ時間がかかってしまうことや、こちらの売りたい価格や熱意が伝わりにくいこともあります。
リサイクルショップ
- 気軽に入店できる雰囲気がある
- 査定に満足できなければ、見積もりのみでも気を遣わない
- 最近では、プラチナや金などに力を入れている店舗もある
最近では断捨離ブームもあり、リサイクルショップを利用されたことのある方も増えてきました。
そんなリサイクルショップは、他の専門的な買取業者とは異なり、気軽に入りやすいという利点があります。
また、査定された金額に納得いかず、見積もりのみで帰ることにも気を遣わないで済みます。
専門的な鑑定士が在籍していることは少ないですが、プラチナ買取に力を入れているリサイクルショップの場合には、専門買取業者並みの買取も期待できるでしょう。
ネットオークション
- 自分のタイミングで出品できる
- 価格を設定できる
- オークション特有の競った状態になれば、より高値で取引できる可能性がある
ネットオークションは買取とは異なり、自分の好きなタイミングで出品し、オークションサイトに登録している落札者のみが購入できる仕組みです。
サイトへ出品する際には写真や紹介文を自分で考える必要があり、プラチナについての知識や購入希望者への質問対応が求められます。
価格はプラチナ専門買取業者ほど安定していませんが、オークション特有の競った状態になれば、驚くほどの価格で落札される可能性もあります。
高価買取のための3つのコツ
1.買取査定前にレートと品位・重量をチェック
プラチナを買取査定に出す前に、必ずプラチナの現在のレートをチェックしておきましょう。
さらにプラチナ製品の品位(刻印)や重量も調べておきます。
これらを事前に確認しておくことで、今のプラチナ相場を比較してだいたいどの程度の買取価格になるのかが把握できます。
プラチナの刻印は「Pt」ですが、それ以外にもプラチナを表す刻印や紛らわしい刻印などがあるので気を付けましょう。
【プラチナ刻印の種類】
刻印 | 解説 |
---|---|
PM | プラチナム。純正のプラチナ(旧表記) 稀に異なるケースもあり鑑定士の判断が必要 |
Pt100 | プラチナが10%含まれている |
Pt850以下 | プラチナ85%、残りは他の金属であるため合金 Pt800やPt750というプラチナの割合が低い製品もある |
2.ジュエリーならより高値がつく
プラチナ製品と呼ばれる物はたくさんありますが、その中でもプラチナ製のジュエリーには特に高値が付きます。
プラチナのリング・ネックレス・ピアスやイヤリング・ブレスレットなどは、高価買取の対象だと思っても良いでしょう。
タイピンやブローチもニーズが高いため期待できます。
特にデザイン性の高い製品やブランド力の強い製品であれば、驚くほどの高値が付く可能性もあります。
3.変形や破損でも買取できる
プラチナ製のジュエリーに限らず、プラチナ製品であれば、どのような製品でも買取は可能です。
保管状態については、良好であることが最善ではありますが、たとえ変形や破損が見られても問題ありません。
プラチナはゴールドと同じく、その日の相場でグラム計算することが可能です。
単純にプラチナという金属として買取することになるため、特に心配する必要はありません。
レート×グラムで買取可能
ある日のプラチナのレート(相場)は、3,474円でした。
これは、プラチナ1グラムに対して3,474円で買取することを表しています。
10グラムのプラチナチェーンをお持ちの場合には、単純計算で34,740円で買取してもらえることが分かります。
土日は市場が停止するため、買取価格に誤差は生じますが、プラチナ相場は毎日更新されます。
気になる方は、その日の相場をチェックしてから査定に向かうと良いでしょう。
また、買取店舗によっては、その時々でキャンペーンを行なっている場合も多いです。
買取価格が10%アップキャンペーンなどのタイミングを狙ってみるのも良いでしょう。
るつぼや板材も買取可能
具体的なプラチナ製品もご紹介します。
プラチナ素材のワイヤー、白金ロジウム合金なども買取の対象となります。
プラチナをジュエリーでしか耳にしたことがない人からすると、聞き慣れないプラチナ製品かもしれません。
また、プラチナ製の盃やフィギュアなども買取事例が多いため、高価買取が期待できます。
買取店舗によっては、買取が難しい場合もあるため、事前に電話で問い合わせるなどしたほうが良いでしょう。
プラチナの買取は相場だけでは判断されない
たとえば、プラチナジュエリーであれば、現在の人気と今後の人気を予測し、市場動向も算定基準に入れる場合があります。
また、ブランド性のあるプラチナ製品であれば、デザイン性やブランド力も付加価値として高価買取の対象となります。
プラチナ相場の将来性
プラチナには相場があり、流通状況により上がり下がりします。
特にプラチナ専門買取業者では、プラチナの価値が今後高騰するかもしれないという将来性も加味して買取するケースがあります。
プラチナの買取は、できれば専門の買取業者に依頼することが、高価買取への近道です。
デザイン性やブランド力も査定対象
プラチナ製のジュエリーだけでなく、プラチナ製のフィギュアなどの造形物やタイピンなどのアイテムであっても買取可能です。
魅力的なデザインや有名ブランドのプラチナ製品であれば、通常のプラチナ買取よりも高値で買取してもらえるケースが多いです。
地金とインゴットでは価値が異なる
- 地金:ひとかたまりにしたもの。別名プラチナバー。
- インゴット:国際公式銘柄の刻印があるもの。日本では9社。
プラチナの地金とインゴットはよく混同されますが、実は似て非なるものです。
プラチナ地金とは、プラチナ金属をひとかたまりにしたものであり、プラチナバーとも呼ばれています。
ゴールドと比較すると、その市場規模は小さく、世界情勢によっても価値が大きく左右されます。
それに対してプラチナインゴットとは、プラチナ地金の中でも、国際公式銘柄の刻印が打たれているものを指します。
日本企業でも世界で認められた認定機関が9社あり、田中貴金属工業などが有名です。
2つとも地金には変わりありませんが、インゴットの場合、そこに国際的な資産価値も加わるため、より高値が付きます。
プラチナコインは人気が高い
プラチナ製品の中でも、「プラチナコイン」は特に人気が高く、高値で買取できます。
国際的にも資産価値が認められており、普通のプラチナ製品とは比べ物にならないくらい高価買取されています。
各コインを発行している国に保証されたコインだからこそ、より価値も高まります。
ただしプラチナコインについては、金貨と同様に、単純なグラム計算で相場と比較する訳ではありません。
コインはコインとしての価値基準で買取価格が算定されます。
プラチナウィーンコインハーモニー
※参考:田中貴金属工業株式会社
オーストリア政府保証の法定通貨です。
800年以上の歴史があるオーストリア造幣局が、初めて発行したプラチナコインとしても知られています。
プラチナの純度は99.95%以上であり、希少性が高く資産保全としても人気の高いコインです。
プラチナイーグルコイン
※参考:田中貴金属工業株式会社
アメリカ政府初のプラチナコインです。
プラチナの純度は99.95%以上を誇る、資産保全には適した法定通貨です。
コインの表面には、アメリカを象徴する自由の女神像が描かれており、裏面には国鳥の鷲(イーグル)が描かれています。
造幣局から安定供給の見込みが立たなくなることもあり、持っていれば通常よりも高値で買取してもらえる可能性も高いコインです。
人気なコイン、流通量の少ないコインほど高価買取の期待値が高いです。
流通量などに目を向ける必要もあります。
プラチナメイプルリーフコイン
※参考:田中貴金属工業株式会社
カナダ王室造幣局の発行するプラチナコインです。
世界的に信用度の高いコインで、他にもメイプルリーフ金貨も発行されています。
プラチナの純度は99.95%以上であり、カナダ政府が品質を保証しています。
カナダ国旗にも描かれているカエデの葉が描かれています。
アメリカ政府発行のプラチナイーグルコインと同じく、安定供給が見込めないこともあり、買取のタイミング次第では、驚くほど高価買取も実現します。
信頼できるプラチナ専門の買取業者に複数社見積もりをお願いし、もっとも高値を付けた業者を選ぶようにしてください。
プラチナでも買取できないケース
プラチナ製品であっても、専門買取業者ですら買取できないケースがあります。
プラチナの含有量が少なすぎる
それはどのようなケースかと言うと、プラチナの含有量が少ないときです。
日本ではPt850以上でないとジュエリーだとは認められません。
ですので、プラチナ含有量が85%未満のジュエリーは出回らないのですが、まれにPt100などが存在します。
一見するとPt1000と見違えることも多い刻印です。
Pt100ということは、10%のプラチナしか含まれていないということになります。
この場合の多くはプラチナジュエリーとしての買取は見込めないと思ってよいでしょう。
危険物は買取不可
プラチナ専門買取業者の多くは、たとえプラチナ製品であったとしても、危険物である場合には買取しないことが多いです。
たとえば、プラチナ製のナイフなどの刃物、ライターなどの着火物などです。
危険物を取り扱う資格の有無や安全性の確保のため、そういった危険物は買取できない可能性があることを覚えておきましょう。
危険物であっても買取できると案内された場合には、本当に買取できる店舗なのかを確認した上で買取をしてもらってください。