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不動産の匿名査定の流れとメリット・注意点。簡単に概算価格を入手

住まい・引越し・暮らし
  • とりあえず不動産の概算価格を知りたく、電話営業を受けたくない人にぴったりの査定方法
  • 匿名査定なら個人情報なしで不動産の概算価格を受け取れる
  • 匿名査定の結果が不動産会社から受け取れるのは「ホームズ」だけ
  • ホームズ」なら自分に合った不動産会社を選んで自分から連絡できる
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個人情報なしで概算価格は分かる?

マンションや戸建て、土地といった不動産の売却を考え始め、とりあえず査定額を知りたいときにオンラインでの査定はとても便利です。ただ一方で、まだ検討段階なのに営業や訪問査定をしたいといった電話連絡は煩わしいものです。

  • とりあえず査定額を知ってから売却を考えたい
  • 売却を迷っている
  • 売却時の参考にしたい

そんな人におすすめなのが、個人情報なしで不動産一括査定ができる「ホームズ(HOME’S)です。不動産会社から直接の連絡無しに、不動産の概算価格を受け取ることができます。

 

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ホームズの匿名査定とは

ホームズ

ポータルサイトなどで相場の確認はできるものの、匿名性を維持したまま不動産会社から直接、机上査定の結果を受け取れるのはホームズだけ(※机上査定とは:実際に物件を見ずにデータから計算される査定のこと)。

 

ホームズは日本最大級の不動産・住宅情報サイトで、

  • 総掲載物件数No.1
  • 利用者数476万人超え

を誇ります。

ホームズの匿名査定の特徴

取扱不動産

マンション、一戸建て、土地

査定料金

無料

査定にかかる時間

数分~2日程度

比較できる

不動産会社数

最大13社、平均4社

物件情報を入力すると、複数の不動産会社から物件の概算価格を受け取ることができます。専用ページで確認するため、個人情報の入力はメールアドレス以外に必要なく、自分から連絡するまで不動産会社に個人情報が伝えられることはありません

 

登録社数は準大手・中小規模の不動産会社を中心に1600社以上あり、すべて厳しくチェックされています。

 

また個人情報は、国外・国内の規格で認められたシステムで厳重に守られています。

個人情報なしで査定できる仕組み

査定額の概算は、以下のようなポイントから割り出されます。

  1. 築年数:新しいほど高額
  2. 面積:広いと高額
  3. 利便性:駅などアクセスの良さ

築年数は浅い方が高価格で買い取られやすい傾向にあります。消費者心理によるところや、国により建物には耐用年数が定められていることが理由です。

 

築年数は客観的なデータとして計算しやすいため、査定の際には重要です。

 

利便性の面では、最寄り駅・最寄り駅への距離も重要な査定ポイントです。

 

査定依頼ページにこういった物件の基本情報を入力すると、大まかな売却価格が算出できるのです。

ホームズでは不動産会社が実際に査定

匿名査定できるサイトには2種類あります。

  1. AIを使用してデータをもとに査定されるサイト
    ハウマ」など
  2. 不動産会社が実際に査定するサイト
    ホームズ

たとえば上記のように築年数、面積、利便性といった情報があればAIを使用したサイトでも簡単な査定はできるのですが、ホームズの場合は不動産会社が査定するため、その不動産会社の過去の売却実績などがプラスされます。実際に不動産会社が机上査定をしてくれるのはホームズだけです(※机上査定とは:実際に物件を見ずにデータから計算される査定のこと)。

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【依頼してみた】匿名査定の流れ

今回は実際に、神奈川県横浜市のマンションの匿名査定を依頼しました。

ステップ1.匿名で査定を依頼する

ステップ2.不動産会社から概算の価格がホームズ専用ページに届く

ステップ3.不動産会社を選ぶ

ステップ4.不動産会社と直接やりとりが始まる

 

査定額、会社概要、実績をじっくり比較して、納得してから自分で連絡できるのは大きなメリットですね。

ステップ1.匿名で査定を依頼する

築年数・広さなど、物件の基本情報(戸建ての場合○丁目まで)を入力して査定依頼すると、取り扱いのある不動産会社にホームズを通して依頼が送られます。

 

概算価格はホームズの専用ページに届くためメールアドレスは必要ですが、査定の時点では個人情報は不動産会社には共有されません。

 

入力、登録、査定依頼までかなり簡単。3分もかかりませんでした

入力項目

(※マンションの場合)

  1. 物件種別
  2. 所在地
  3. マンション名
  4. 間取り
  5. 専有面積
  6. 所在階
  7. 主要採光面(方角)
  8. 築年
  9. 現況

上記はマンションの場合ですが、戸建ての場合でも入力項目はほとんど変わりません。

 

今回は記入しませんでしたが、任意で希望価格や要望を記入できます。特記することがあれば初めに伝えておくと希望に沿ってくれる会社を見つけやすくなり、スムーズなやり取りができるでしょう。

ステップ2.不動産会社から概算の価格が届く

不動産会社の査定が完了すると、ホームズを通して依頼主にメールが届き、依頼主はホームズの専用ページから不動産会社の査定結果を確認できます。人気物件は30分~1時間で数件の査定結果が届くことも。

 

今回は依頼して1時間で3件の査定が届き、2日で合計8社から査定結果が届きました。

査定会社の一覧

1000万円も違う…!

 

築年・広さといった物件固有の情報や、周辺の物件の相場、周囲の環境や利便性から概算価格が計算されます。

 

査定してもらったマンションは最大で1000万円もの差があります。概算であるうえ、査定額が高いから必ずしも良いというわけではありませんが(※)、見積もりを比べていなければこの差には気づきませんよね。一覧で出るので金額の差は一目瞭然です。

 

※詳しくはこちらの項目>>不動産会社を選ぶ

詳細ページ

査定詳細ページ 会社ごとに査定の詳細ページが見れ、以下のようなポイントが説明されています。

  • 査定額
  • 企業情報
  • 直近の売却実績
  • 同じエリアでの売却実績
  • 購入希望者情報

査定価格の説明や、中には販売プランまで提示してあるところもあり、不動産会社の特色がよくわかるページです。会社ごとの特長や雰囲気を写真付きで見れるので、自分に合った会社を選びやすいのが魅力。

 

具体的なデータを用い、分かりやすい査定価格の説明が多く好感が持てました

たとえば今回の査定ではデータとして、類似した条件の周辺物件や、同マンション別室の売却事例などが用いてありました。

 

購入希望者がいれば、その人の予算や簡単な人物像も分かります。売却をイメージしやすいのはメリットですね。

ステップ3.不動産会社を選ぶ

査定に2日ほどかかるところもあるので、じっくり比較しながら待ちましょう。

不動産会社選びのポイント

  • 査定額の根拠が分かりやすい
  • 売却したい不動産と不動産会社の得意分野がマッチしている
  • 周辺の不動産について、知識が豊富

査定額を高く提示してくれたところに売却を依頼したくなりますが、「なぜその金額になるのか」根拠となるデータの説明などをあまり詳しくしてくれない不動産会社はおすすめできません。現実的に考えて、買い手が買ってくれなければ意味がないので、査定額のみに踊らされないようにしましょう。

 

不動産会社の得意分野や条件が近い物件の売却実績は、詳細ページでアピールされているのでチェックしておきましょう。

ステップ4.不動産会社と直接やりとりが始まる

気に入った不動産会社には、ユーザー専用ページから不動産会社に電話番号、氏名といった個人情報を自分から送ります。ここで初めて不動産会社と直接のやり取りが始まります。

 

ここからの不動産売却の流れは以下のようになります。

不動産売却の流れは①物件の査定、②媒介契約、③売却活動、④売買契約、⑤成約、⑥物件引き渡し

直接やり取りをしていくうえで、訪問査定などのステップを踏んでいくことになります。

訪問査定は2社くらいが適当

ホームズでは最大13社から見積が取れますが、訪問査定を依頼するなら適当なのは2社、多くても3社までです。あまりに多く依頼すると、あとから連絡の対応に追われてしまいます。最初からある程度絞っておくことがポイントです。

訪問査定でのチェックポイント

熱意あるアピールが多く届くと混乱しそうですが、不動産会社はしっかり選びましょう。不動産は売却までに早くて2ヶ月、半年かかることも珍しくはありません。

 

早く&高く売りたいなら、何より担当者が高い営業スキルを持っていることが重要です。

担当者のここをチェック!

  • 不明点を質問すると、明瞭な答えが返ってくる
  • 売却プランや戦略が練られている

万が一なかなか売れなかった場合の戦略はこの時点で聞いておき、対策が練られているか確認しておきましょう。

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匿名査定のメリット

営業の電話がない

個人情報が共有されないので、不動産会社から直接の営業の連絡は電話・メール共に全くありません。まだ売却の検討段階で営業を受けたくない人にぴったりの査定方法です。

 

通常の一括査定であれば、申し込みをした瞬間に電話がかかってきてしまうこともあるのですが、そういった心配がいらないのは大きなメリットです。

 

ホームズから連絡が来るのは査定額が専用ページに届いたときのみで、これ以上査定を受け取りたくなければストップすることもできます

手軽に概算価格が分かる

オンラインで物件の基本情報を入力するだけで査定額が届くので、不動産会社を訪ねる手間が省けます。無料で手軽に概算価格を計算してもらえるので、活用しない手はありません。

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匿名査定で注意するポイント

ここまでいいこと尽くしのように見える匿名査定ですが、注意が必要な部分もあります。

物件の実際の状況が反映されない

ホームズの匿名査定で分かるのは、物件の築年数や周辺の利便性をもとにした概算価格です。

 

実際の売却価格の決定には訪問査定が欠かせません。訪問査定の際には、下記のポイントを含め、物件の状態をくわしくチェックされます。

1.室内の状況

  • 眺望・日当たり・風通しなど
  • ダメージの程度

2.近隣の状況

  • 騒音
  • 治安

室内の状況

眺望・日当たり・風通しが良ければ売却時のアピールポイントになるため、これらは基本的なチェックポイントです。

 

床や壁にシロアリ被害や雨漏りといったダメージがあると価格は下がります。反対に、過去にダメージがあったとしてもリフォームなどで設備が一新されているときは価格が上がることも。

近隣の状況

近くに踏切・線路があり騒音が気になる場合や、治安の良さ、最近では自然災害の被害を受けにくい場所かどうかなども評価に含まれます。

 

下記サイトが参考になるでしょう。

防犯情報マップについては各自治体が公開していますが、公開していない自治体もあります。

大手不動産会社は提携していない

ホームズの匿名査定には1600社以上が参加していますが、準大手・中小規模の不動産会社が中心となっています。

大手と中小の違い

 

大手

中小

顧客の多さ

キャンペーンが充実

地域密着型

細かなサポート

大手は大々的に広告を出すことで顧客が見つかりやすく、資金力があるぶん建物診断や補修が無料なことも。ただ小回りがきかないので、一人一人に合わせたサポートはされないことも多いのです。

 

中小は、地域に根付いているぶん独自のネットワーク・情報網があり、大手では拾いきれない顧客情報を持っている可能性があります。

 

経営者の判断ですぐ動くことができるので、売主の希望を聞いてもらいやすいこともポイントで、仲介手数料の割引などに対応してもらえることも。

 

また売ることを考えると、大手のほうが買主に紹介できるような多くの物件情報を持っていそうですが、最近は情報のオープン化が進んでいるため、大手・中小での物件情報の差はほとんどありません。上記で紹介したホームズのほか、スーモなどのポータルサイトにも中小企業の方が積極的に掲載する傾向にあります。

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匿名査定の結果は売却価格の「参考」程度に考えよう

匿名査定は、不動産売却を検討し始めたときに売却価格の参考にするのが最も効果的です。

 

対象物件や近隣の実際の状況が分からない状態での査定なので、実際の売却価格とかなり違うことも。また査定額が高いからといって、実際にその価格で売れるとも限りません。

 

それらを踏まえると、概算価格は不動産を売る際の参考に使うのが賢い選択だといえます。

 

その後やはり売却したい場合、気に入った不動産会社に訪問査定を依頼するなどして売却を進めていきましょう。

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