- SEO対策の費用は被リンク対策なら3万円から
- 支払い方法は3種類「月額制」「一括支払い制」「成果報酬」
- 依頼を会社か個人にするかで費用は異なる
- 目的を明確にした方が結果が見えやすい
- SEO対策の効果は長い目で判断しよう
【SEO対策】検索エンジンの最適化で上位サイトへ
【SEO対策】とは、「Search Engine Optimization」の略で、検索システムの検索エンジンに向けて自身のWebサイトをより最適な状態に近づけていくことを指します。
キーワードの検索結果で1ページ目の上位に表示させることを目的として、様々なSEO対策を行っていきます。
対策に取り組むことで露出が増え、売上の向上が期待できるようになります。
【種類別】SEO対策の費用相場
SEO対策の種類 | 費用 | 支払方法 |
---|---|---|
外部被リンク対策 | 3万円〜20万円/ | 成果 |
内部SEO対策 | 10万円〜100万円 | 一括 |
コンテンツ作成 | 2000円〜2万円/ | 一括・成果 |
コンテンツ作成 | 1万円〜10万円/ | 一括・成果 |
SEOコンサルティング | 10万円〜500万円/ | 月額・一括 |
サイト設計 | 30万円〜500万円 | 月額・一括 |
外部被リンク対策:3本3万円~

費用はリンク数によって異なりますが、リンク3本あたり3〜20万円が相場です。
SEO対策において外部被リンク(※1)はとても重要な数値となっていて、外部被リンクの考え方は2種類あります。
- 外部被リンクの数:多数である
- 外部被リンクの質:上質である
どちらも抽象的な理由はGoogleやYahoo!のランクアルゴリズム(※2)が明確になっていないためです。
外部被リンクの数が多ければ多いほど良く、外部被リンク先のサイトが良いサイトであるほどSEO対策としては効果があります。
被リンクの増やし方は、SEO対策企業が持っているサイトからの被リンクや繋がっている企業から被リンクを提供するパターンがほとんどです。
ただし全く関係のないサイトからの被リンクをむやみに増やしても意味はなく、むしろ評価が下がることもあります。
被リンク対策にはリンクを提供するだけでなく、アンカーテキスト(※3)にも気を使う必要があり、自分で行うのは難易度が高いので注意しましょう。
※1 外部被リンク:外部サイトから対象のWebサイトやページに向けて設置されたリンク
※2 ランクアルゴリズム:特定の目的を効率的に達成するために定式化された処理手順
※3 アンカーテキスト:リンクされている部分のテキスト
内部SEO対策:10万円~

基本的な内部SEO対策から、サイトのシステム構築までの施策と幅広く、ほとんどが1度きりで終了するSEO対策です。
費用は一括支払いが多く10万円〜100万円とサイトの内容により異なります。
▼内部SEO対策の種類
- タイトルタグの修正
- 見出しタグの修正
- カテゴリーの適正化
- タグの適正化
このほかにもたくさんの内部SEO対策の種類があり、実行するにはプログラミングの技術力も必要になります。
コンテンツ作成(記事量産):2000円~

全盛期のキュレーションサイト(※4)のように記事を量産するタイプのサイトを作る場合、1記事あたり2000円〜2万円となっています。記事の納品時に一括で支払うことが多いです。
どんなサイトでSEO対策をするかにもよるのですが、キーワードを決めて流入を狙う場合はコンテンツの質がとても重要です。
記事を量産する場合コンテンツの質が低くなってしまうことが多いので、量産しつつ質を高めることを意識すると良いでしょう。質の高いコンテンツを作成し続けることでサイト自体の順位が上昇していきます。
※4 キュレーションサイト:いわゆるまとめサイト。ひとつのテーマに絞った情報を整理したもの
コンテンツ作成(取材):1万円~

最近増えているのが、このインタビュー型のコンテンツです。
インタビューするためにアポイントメントを取り、インタビュー先の個人や企業に支払う費用も必要になります。
取材型のコンテンツには費用が高い分、以下のようなメリットがあります。
- オリジナルコンテンツが作れる
- SNSでのシェアが増えやすい
取材型のコンテンツ作成を依頼する場合、インタビューする人の力も必要になります。取材力とライティング力はイコールではないので、何度か取材経験のあるライターに依頼しましょう。
SEOコンサルティング:10万円~

6ヶ月~1年など長期にわたってSEO対策全般のアドバイスや新しいSEO対策の情報などを提供してもらうことが可能です。
初期費用が必要なことも多く、月々10万円からの支払いが相場です。
SEOコンサルには個人でやっている人もいれば、コンサルティングを行なっている会社もあります。
▼依頼する前に確認するべきポイント
- 今までの実績
- 自社制作のサイト
- コンサルタントとしての実績
サイトの領域によって難易度も全く異なるのであなたのサイトにマッチしたスキルがあるかどうか確認しましょう。
サイト設計:30万円~

Webサイトを作る前に行うSEO対策のことで、費用相場は30万円〜500万円ほどで一括支払いが主となっています。サイト設計の段階から対策を取るため、後々の効果を実感しやすいです。
Webサイトの規模や作成する目的によってサイト設計が異なるため、費用は大きく幅があることに注意してください。
▼サイト設計の流れ
- サイトの目的の設定
- サイトのゴール設定
- キーワード調査
- サイトマップ作成
重要なのは、最初にWebサイトの目的を決めてからサイト設計をすることです。例えばアフィリエイトで収益を出す目的と、自社のサービスを利用してもらう目的とでは順位を取りたいキーワードが異なります。目的からズレが生じないようにキーワードを設定する必要があります。
SEO対策会社によって、大規模サイトの設計を行なっている所と、中小規模サイトの設計を行なっている所があります。
SEO対策の支払い方法は3種類
項目/ 支払方法 | 月額制 | 一括払い制 | 成果報酬制 |
---|---|---|---|
初期費用 | 〇 | × | △ |
費用 | 10万円~/ 毎月 | 30万円~ | 1万円~/ 1キーワード |
対象の SEO対策 | 外部被リンクから 内部施策まで全て |
|
|
メリット | 長期的な施策で 専任コンサルタント に全て任せられる | 単発施策のみならば 費用は低額 | 順位が上位でなければ 費用は発生しない |
デメリット | 検索順位が上昇しなくても 費用が発生する | 長期的な施策はできない | 複数ワードの施策は 難しい |
月額制
固定報酬型とも呼ばれる報酬制度で、SEO対策を依頼する場合の最も一般的な方法です。
SEOコンサルティングなどは月額制で、毎月同じ額を支払って月に1〜2回アドバイスを貰う方法が主となっています。キーワード調査などで初期費用が発生する場合もあります。
▼月額制SEOコンサルティングの特徴
- 毎月ミーティングを行う
- アップデートなどの最新情報が提供される
- サイト改善の選択肢を教えてくれる
- 専任コンサルタントがつく
- 長期で丁寧にPDCAサイクルを回せる
内部施策やAMP・PWA(※5・6)などの比較的新しいSEO対策などの助言をしてくれて、専任のコンサルタントが丁寧にサイト改善の選択肢を提案してくれます。
アルゴリズムのアップデートの際も情報を貰えるため、常に最新情報を知りたい方にはぴったりです。いつでも連絡を取って質問することが可能な会社もあるため、サービス内容を確認しておくと良いでしょう。
※5 AMP(Accelerated Mobile Pages):モバイルページを高速化すること
※6 PWA(Progressive Web Apps):モバイルページでネイティブアプリのように挙動させることでユーザー体験の向上が図れる
一括支払い制
月額制とは違い、1度だけ何かしらのSEO対策を依頼する場合の支払い方法となっています。
▼一括支払い型のSEO対策例
- 外部被リンク対策
- コンテンツ作成
- サイト設計
注意点としては、そもそもSEO対策は長期的な目線で見るのが大事ということです。外部被リンク対策は、リンクを1本提供するあたりの料金を支払うことになるので、一括支払い型が向いています。コンテンツ作成やサイト設計も同様です。
成果報酬制
1キーワード | 1万円~30万円 |
---|---|
メリット |
|
デメリット |
|
成果報酬型の支払い方法を設定しているSEO対策会社も多くあります。
キーワード毎に成果報酬を与えていて、特定のキーワードで10位以内に入った場合に支払う方法となっています。キーワードボリュームや難易度によって報酬が異なり、1キーワードあたり1〜30万円ほどが料金相場です。
外部被リンクを増やしたり、コンテンツのボリュームを増やして上位表示しようとすることが多いため、内部施策までは見てもらえないことが多いです。
さらに、外部被リンクを主な対策としている会社に依頼すると、リンクの質が低く評価が落ちる場合もあります。見積もりの際によく確認しましょう。
依頼先は「会社」or「個人」
SEO対策は、大きく分けて会社に依頼するか個人に依頼するかに分けることができます。どちらにもメリット・デメリットがあるので確認しておきましょう。
会社に依頼する場合
費用 | 高額 |
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メリット |
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デメリット |
|
会社のサービスとしてSEO対策を行なっている会社は以下のような企業があります。
大企業から中小企業まで紹介すればたくさんありますが、自社サービスがSEO的に上手くいっている会社は実績があるのでおすすめです。会社に依頼する場合はまずサービスを見て、どのような実績があるのかを確認すると良いでしょう。
SEO対策企業に依頼すると安心しがちですが、SEOのアルゴリズムの全てをGoogleは発表していません。企業によってはきちんとした対策を取らずに高い費用を請求する所もあるため、事前に見積を取るなどの対策が必要です。
個人に依頼する場合
費用 | 低額 |
---|---|
メリット |
|
デメリット |
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いわゆるアフィリエイターやブロガーなどの、SEO対策を自分で行っている個人に依頼することもできます。元々SEOコンサルティング企業などに勤めていた方も多く、アフィリエイトなどで個人事業主として仕事をしていた方もいます。
SNSで「SEO」などと調べればすぐに見つけられ、自作サイトを公開していた場合は実績もすぐにわかります。個人事業主の場合はリソース(※7)が少ないことがあり、仕事を依頼できない場合も多いのでコンタクトを取り事前に確認しましょう。
※7 リソース:業務を行う際の資源全般
SEO対策のポイント
より効果を上げるには目的を明確に
SEO対策を依頼する場合、あらかじめ目的を明確にしておいた方が施策を取りやすくなるのでおすすめです。
目的例
- 売上アップ
- 自社サービスの利用者数アップ
- アプリのダウンロード数アップ
検索からの流入数を増やすことに注力するべきですが、目的によって順位を取りたいキーワードが異なります。目的が決まっており検索意図のあるキーワードを使用できれば、無駄を省くことができます。
効果が見えるのは3ヶ月~半年
SEOに関して知らない人は驚くこともあるのですが、そもそもSEO対策の効果が出るまでに3ヶ月〜半年ほどかかります。この期間がかかってしまうのは、SEOには順番があるからです。
効果が見られるまでの流れ
- SEO対策をする
- 対策をしていることを検索エンジンに理解してもらう
- 検索エンジンが実際に順位を決める
コンテンツを作成すれば勝手に順位が上がるわけではありません。
効果が見えるまで時間がかかることを意識すると、支払い方法は月額制や成果報酬型がおすすめです。
費用を支払って対策を施してもなかなか効果が現れないこともあるので、じっくり腰を据えて待つ姿勢も大切です。
SEO対策の効果が見られない時は
アップデートが行われた場合も
どれだけ効果的なSEO対策をすることができても、アップデートで全てゼロになる可能性があります。
検索エンジンのアルゴリズムは定期的にアップデートされるため、今まで上位表示していても次の日には11位以下になっているかもしれません。
2012年から実施されているペンギンアップデートとパンダアップデートにより、外部被リンク対策のみを行った場合は全くといっていいほどGoogleに響いていない場合があります。またこれらは現在コアランキングアルゴリズムに統合され、日々自動で更新されています。
- ペンギンアップデート:リンクプログラムの制限。不要な外部リンクが多すぎるサイトの順位を下げ、本当に必要とされるリンクが貼ってあるサイトの順位を上げる為に行われた。
- パンダアップデート:上位表示目的のキーワードばかりで構成された低品質なコンテンツサイトの順位を下げ、上質なサイトの順位を上げる為に行われた。
SEO対策に料金を支払ったとしても、ずっと上位に表示されていることは稀です。継続して上位表示されるためにも、サイト自体の「コンテンツの質」を向上させ続けていきましょう。
自分でSEO対策するならコンテンツ作成から
ある程度WebサイトやWebメディアの知識がある方が、SEO対策を外部に依頼せずに自分でできるかもしれないと思う場合は、コンテンツ作成を行ってみましょう。
方法は以下の通りです。
- 自身で作成する
- ライターを雇い作成してもらう
- クラウドソーシングサイトを利用する
どちらもよく行われている手法で、自身で作成する場合は検索して出た情報を精査してコンテンツを作成し、SEO対策をしてみてください。それで上手く流入が稼げないようであれば、SEO対策会社や個人の方に依頼してみましょう。
自分で対策すれば費用はかからず、スキルも身につくというメリットもあります。