- バイク保険は、選び方で5万円以上の差がつく
- 「任意保険」は自賠責保険で補償されない範囲をカバーできる
- 任意保険は補償内容をしっかり理解して選ばないと損してしまうことも
- 最適&最安のプランはウェブの保険一括見積もりサービスで簡単に見つかる
バイク保険の相場一覧表
バイク排気量 | 補償年齢 | 年間のバイク保険料 |
---|---|---|
125cc以下 原付含む | ||
年齢問わず補償 | 約2.8万円~6万円 | |
21歳~補償 | 約1.8万円~3.2万円 | |
26歳~補償 | 約1.4万円~3.2万円 | |
30歳~補償 | 約1.3万円~3.2万円 | |
125cc超~ 250cc以下 | 年齢問わず補償 | 約6万円~11万円 |
21歳~補償 | 約2.2万円~5.5万円 | |
26歳~補償 | 約1.8万円~3.7万円 | |
30歳~補償 | 約1.3万円~3.4万円 | |
250cc超 | 年齢問わず補償 | 約5.3万円~11万円 |
21歳~補償 | 約2.2万円~5.5万円 | |
26歳~補償 | 約1.8万円~3.7万円 | |
30歳~補償 | 約1.3万円~3.4万円 |
バイクの保険料は、主に下記の3つのポイントにより変わります。
- バイクの排気量
- 保険が適用される運転者
年齢、免許の色、等級、都道府県など - 補償内容
今回は初めてバイク保険に加入するとし、「純新規等級」で算出しています。
くわしくはこちらの項目>>
任意保険料が変わる3つのポイント
保険会社ごとに違う保険料(125cc以下・原付含む)
バイク保険ランキングでも常に上位を占める「チューリッヒ」の保険料と、こちらも評価の高い「AIG損保」の保険料の2つを比較してみましょう。
125cc以下(原付含む) | ||||
---|---|---|---|---|
保険会社 | 補償年齢 | 純新規等級 | 10等級 | 20等級 |
チューリッヒ | 年齢を 問わず | 2万8210円 | 1万3690円 | 9870円 |
21歳~ | 1万8330円 | 1万1250円 | 8230円 | |
26歳~ | 1万3730円 | 8260円 | 7210円 | |
30歳~ | 1万3070円 | 8900円 | 6970円 | |
AIG損保 | 年齢を 問わず | 6万530円 | 2万8880円 | 1万9420円 |
21歳~ | 3万2880円 | 1万7560円 | 1万1810円 |
※算出条件:初めてバイク保険に加入「純新規等級」
バイクに乗る人の年齢等も考慮すると、保険会社の選び方次第で約5万円もの差がついています。
自分にとって最適なプラン・価格を見極めるには、複数の保険会社を比較することが大切です。特にオンラインでの一括見積は手軽でおすすめ。「インズウェブのバイク保険一括見積もり」では、最短3分で5社の一括見積ができます。
任意保険は本当に必要?自賠責保険の補償範囲とは
補償 | 自賠責保険 | 任意保険 | |
---|---|---|---|
対人賠償 | 他人を死傷させた場合 | 〇 上限あり | 〇 |
対物賠償 | 他人の財物 (車、建物など)を 破損した場合 | × | 〇 |
搭乗者傷害 | 自分・搭乗者が 死傷した場合 | × | 〇 |
無保険車傷害 | 任意保険未加入車との 事故の場合 | × | 〇 |
自損事故傷害 | 単独事故による 自分・搭乗者の死傷の場合 | × | 〇 |
自賠責保険には補償額に上限がある
事故の種類 | 補償内容 | 補償額 |
---|---|---|
死亡事故 | 死亡による損害 | 最高3000万円 |
死亡に至るまでの 傷害(ケガ)による損害 | 最高120万円 | |
傷害事故 | 傷害による損害 | 最高120万円 |
後遺障害による損害 | 75万~3000万円 (後遺障害の程度による) *常時介護が必要な場合 最高4000万円 |
自賠責保険には上限がありますが、任意保険では無制限のため高額な賠償に対応するために任意保険への加入がおすすめです。
事故を起こした場合の支払い例
たとえばバイクで交通事故を起こしてしまい、それに巻き込まれた歩行者が重い後遺障害を負って介護が必要となる場合、支払額の例は下記のようになります。
- 自賠責保険のみ
自賠責保険の補償 4000万円
+自己負担 2億6000万円
- 任意保険(対人賠償)
自賠責保険の補償 4000万円
+任意保険の補償 2億6000万円
自賠責保険料(本土に限る)
契約月数 | 総排気量 | ||
---|---|---|---|
125cc以下 | 125cc超~250cc | 250cc超 | |
12カ月 | 7500円 | 8650円 | 8290円 |
24カ月 | 9950円 | 1万2220円 | 1万1520円 |
36カ月 | 1万2340円 | 1万5720円 | 1万4690円 |
48カ月 | 1万4690円 | 1万9140円 | - |
60カ月 | 1万6990円 | 2万2510円 | - |
バイク保険のくわしい補償内容
- 対人賠償
- 対物賠償
- 搭乗者傷害
- 無保険車傷害
- 自損事故傷害
下記で詳しく見ていきましょう。
1.対人賠償
契約中のバイクで他人を死傷させた場合、法律上損害賠償責任を負った場合に補償されます。自賠責保険でも補償の対象とされていますが、限度額が決められています。
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任意保険は本当に必要?自賠責保険の補償範囲とは
2.対物賠償
契約中のバイクで他人の財物(車やバイク、建物や所有物)に損害を与えた際、法律上損害賠償責任を負った場合に補償されます。
保険会社 | 原付・~125㏄ | 126㏄以上 | 補償 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
年齢を 問わず | 21歳~ | 26歳~ | 30歳~ | 年齢を 問わず | 21歳~ | 26歳~ | 30歳~ | ||
チューリッヒ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 無制限 |
三井 ダイレクト | ◯ | ◯ | - | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 無制限 |
アクサ ダイレクト | ◯ | ◯ | - | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 無制限 |
AIG損保 | ◯ | ◯ | - | - | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 無制限 |
主要4社では、一部の排気量・年齢を除くほとんどのバイク(ライダー)に対して無制限で補償されます。
3.搭乗者傷害
バイクに乗っている際に自身が交通事故に遭い死傷した場合、各保険会社の死亡保険金・後遺障害保険金・医療保険金が定額で補償されます。
保険会社 | 補償の有無 | 支払方法 | 保険金 |
---|---|---|---|
チューリッヒ | ◯ | 一時金払 | 200万円 |
三井ダレクト損保 | ◯ | 一時金払 | 200万円 |
アクサダイレクト | ◯ | 入通院一時補償型 | 200万円 |
AIG損保 | ◯ | 日数払い 入院3000円 通院2000円 | 200万円 |
主要4社の場合、保険金額に違いはありませんが、支払い方法に違いがあります。
- 一時金払
治療期間が5日以上となった場合、治療中でも保険金が受け取れる - 入通院一時補償型
入通院の一時金のみ補償。死亡・後遺症に対しては人身傷害による補償があるため重複を解消した特約 - 日数払
実際の入通院日数に応じて保険金が支払われる
4.無保険車傷害
事故相手が保険未加入で対人損害賠償金が受け取れない場合(十分な損害賠償が受けられない場合)に補償される保険です。
保険会社 | 補償の有無 | 保険金 |
---|---|---|
チューリッヒ | ◯ | 2億円 |
三井ダイレクト損保 | ◯ | 2億円 |
アクサダイレクト | ◯ | 2億円 |
AIG損保 | ◯ | 2億円 |
主要4社ともに同額の補償内容が設定されていて、選択による差はありません。
5.自損事故傷害
契約中のバイクによる単独事故(電柱への衝突や、崖への転落など)による死傷に対して補償されるものです。
保険会社 | 補償の有無 |
---|---|
チューリッヒ | ◯ |
三井ダイレクト損保 | ◯ |
アクサダイレクト | ◯ |
AIG損保 | ◯ |
主要4社ともに補償範囲に設定されており、選択による差はありません。
任意保険料が変わる3つのポイント
保険料を決める要素は、①等級、②補償年齢、③総排気量の3つがあります。チューリッヒ保険会社の年間保険料を参考に、保険料を要素別にまとめました。
1.等級
等級とは事故歴に応じて保険料の割引や割増を決める基準のことで、一般的に「ノンフリート等級制度」と呼ばれます。
はじめてバイク保険に加入する場合、「純新規等級」=6等級から始まります。最低1等級~最高20等級まであり、等級が上がるほど保険料が安くなります。
- 加入後一年間、無事故
→7等級にアップ(保険料安) - 事故を起こした場合
→1~3等級ダウン(保険料高)
また事故を起こした場合、程度により保険料が高くなる期間が1年~3年など変わります。
【年齢を問わず補償する場合】
等級 | 排気量 | ||
---|---|---|---|
原付・~125㏄ | 126㏄~250㏄ | 251㏄~400㏄超 | |
純新規等級 | 2万8210円 | 7万2780円 | 7万2780円 |
5等級 | 1万9500円 | 4万1810円 | 4万1810円 |
10等級 | 1万3690円 | 2万6550円 | 2万6550円 |
20等級 | 9870円 | 1万7400円 | 1万7400円 |
調査の結果、等級が高いほど保険料が安くなっていることが分かりました。
2.補償年齢
運転者の年齢が上がるにつれて保険料が安くなります。これには統計上、年齢と事故が起きる割合が関係しています。
- 10代~20代:交通事故を起こす割合が高い
→保険料が高い - 30代~:交通事故を起こす割合が低くなる
→保険料が安い
原付バイクは16歳から乗車が可能なため、16歳から20歳のライダーが加入する場合は「年齢を問わず補償」となります。
年齢の区分は下記4つに分かれます。
- 全年齢(保険料高)
→運転する全年齢のドライバーの補償 - 21歳以上の補償
→ドライバーが21歳以上の場合のみ補償 - 26歳以上の補償
→ドライバーが26歳以上の場合のみ補償 - 30歳以上の補償(保険料安)
→ドライバーが30歳以上の場合のみ補償
【純新規等級の場合】
補償年齢 | 排気量 | ||
---|---|---|---|
原付・~125㏄ | 126㏄~250㏄ | 251㏄~400㏄超 | |
全年齢 | 2万8210円 | 7万2780円 | 7万2780円 |
21歳以上 | 1万8330円 | 2万300円 | 2万300円 |
26歳以上 | 1万3730円 | 1万7160円 | 1万7160円 |
30歳以上 | 1万3070円 | 1万2430円 | 1万2430円 |
3.総排気量
排気量が上がると保険料も上がります。下記2つの区分に分かれます。
- 原付を含む125cc以下(保険料安)
- 125cc超え(保険料高)
【原付・~125㏄以下】
補償年齢 | 等級 | ||
---|---|---|---|
純新規等級 | 5等級 | 10等級 | |
全年齢 | 2万8210円 | 1万9500円 | 1万3690円 |
21歳以上 | 1万8330円 | 1万6640円 | 1万1250円 |
26歳以上 | 1万3730円 | 1万1910円 | 8260円 |
30歳以上 | 1万3070円 | 1万1340円 | 8900円 |
【126㏄~以上】
補償年齢 | 等級 | ||
---|---|---|---|
純新規等級 | 5等級 | 10等級 | |
全年齢 | 7万2780円 | 4万1810円 | 2万6550円 |
21歳以上 | 2万300円 | 2万2460円 | 1万5440円 |
26歳以上 | 1万7160円 | 1万9350円 | 1万3490円 |
30歳以上 | 1万2430円 | 1万7850円 | 1万1930円 |
主要4社の特徴を比較
現在主要4社では、各社それぞれに特色のある補償内容やサービスでバイク保険を展開しています。 万が一の事故に対応するという点と、事故のない普段にどのようなメリットがあるのか、保険料とのバランスを考えて選ぶことをおすすめします。
保険会社 | 特徴 |
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チューリッヒ保険会社 | ロードサービスや特約が豊富 |
三井ダイレクト損保 | 事故外でのサービスが豊富 |
アクサダイレクト | 専任の事故担当がいて事故対応力が高い |
AIG損保 | 独自の特約がセットにできる |
バイク購入と同時に申し込む方も多いと思いますが、代理店を通すと、支店・営業所・お客様担当者などの「中間コスト」が保険料に反映されてしまいます。保険料を下げたい場合、自分で申し込むとお得になります。
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チューリッヒ保険会社
全ての契約者がロードアシスタンスサービスを受けられ、契約中のサポート力や安心感があります。
メリット | デメリット |
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セットにできる特約 | |
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チューリッヒ保険会社 「スーパーバイク保険」
三井ダイレクト損保
見積もりキャンペーンに参加すると、ドミノピザやガソリンスタンドのクーポンがもらえます。
メリット | デメリット |
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セットにできる特約 | |
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三井ダイレクト損保「バイク保険」
アクサダイレクト
専任の事故担当「チームアクサ」による迅速な事故対応が受けられ、万が一の時も心強さがあります。
メリット | デメリット |
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セットにできる特約 | |
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公式サイトはこちら>>
アクサダイレクト「バイク保険」
AIG損保
自由設計が可能な「AAI」(一般用総合自動車保険)と、合理的な保険料を設定できる「AAP」(家庭用総合自動車保険)から選ぶことができます。
メリット | デメリット |
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セットにできる特約 | |
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公式サイトはこちら>>
AIG損保
保険はウェブで簡単比較して賢く選ぼう
自分にとって最適なプラン&最安の保険を見極めるには、複数の保険会社を比較することが大切です。とはいえ、書類を一つ一つ見比べるのは面倒ですよね。最近ではウェブの無料比較サービスがあり、手軽に相見積もりが取れます。
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