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MNPの費用:転出料2000円~!乗り換え費用のすべて&節約ポイント

家電・電子機器
  • キャリアの乗り換えにはMNP転出料と新規契約手数料が必要
  • 2年定期契約を中途解約すると、9500円の解約違約金が発生
  • 費用節約の狙い目は契約更新月の3ヶ月間!
  • MNP限定キャンペーンをうまく使おう
  • 注意!会員ランクとポイント、キャリアメールは失効する
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MNP費用の相場表

必須

MNP転出料

2000円〜3000円

新規契約手数料

3000円

該当者のみ

解約違約金

3000円〜9500円

端末分割払いの残額

残り回数により異なる

※この記事では全て税抜金額を掲載

 

MNP転出料(解約)と新規契約手数料は必ず発生する費用のため、MNPには5000円〜6000円かかることになります。

さらに契約途中で解約する場合は、数万円の解約違約金や端末分割払いの残額を支払う必要があることも。

 

とはいえMNP限定のキャンペーンは充実しているため、違約金を相殺できるケースが大半です。MNPに必要な費用とキャンペーン内容を比較し、どちらがお得になるかを総合的に判断しましょう。

そもそもMNPとは?

現在の電話番号を変更することなく別のキャリアに乗り換えて新規契約できるサービス。MNP転出料と新規契約手数料は必ずかかる。契約途中での解約だと違約金が発生する。端末の分割残高がある場合は解約時に一括で支払う。

モバイルナンバーポータビリティの略であり、現在の電話番号を変更することなく別のキャリアに乗り換えて新規契約できるサービスです。

※キャリア:ドコモ、au、ソフトバンクの3社

 

各キャリアは、他社の契約者を自社との契約へと促せるMNPに力を入れており、乗り換え限定キャンペーンやキャッシュバックが充実しています。そのため、機種変更での契約継続よりも安くなる場合が多いです。

 

▼MNPを利用した契約の流れ

  1. 移転元からMNP予約番号を発行(約10分)
  2. 新キャリアにMNP予約番号を伝える(約5分)
  3. 新キャリアで端末やプランの新規契約手続き(約1時間)

 

発行した予約番号を伝えれば、後は通常の携帯電話購入の手続きを行うだけなので、簡単に他キャリアへ乗り換えることができます。

MNP予約番号を発行するには

MNPを利用するには、移転元キャリアから「MNP予約番号」と呼ばれる10桁の数字を発行してもらう必要があります。

MNP予約番号の発行や再取得、自動キャンセルは全て無料で行えます。

 

▼MNP予約番号を取得する方法

 

  • 各店舗で申請
  • カスタマーサポートセンターへ電話
  • ドコモ:0120-800-000

    au:0077-75470

    ソフトバンク:0800-100-5533

  • ネット:各キャリアの個人用ページ

 

MNP予約番号は事前に取得できるため、混雑や手続きの手間を回避するには手続きの当日までに取得するのがおすすめです。

 

MNPと混同されがちな機種変更と新規契約の違いは下記のとおりです。

機種変更とは

キャリアはそのままで変更せず、使用機種のみを変更することです。たとえばドコモユーザーが、ドコモのままiPhone8からiPhoneXSなどの機種に変更することを指します。

新規契約とは

電話番号を新規発行して、新たに携帯電話を購入することです。初めての携帯電話の購入や、電話番号を変更したい場合は新規契約になります。

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【費用別】MNPにかかる金額

MNPには、下記の4つの費用が必要となります。新規契約手数料以外は、移転前のキャリアとの間で発生する費用となります。

 

  • MNP転出料
    移転前のキャリアへ支払う事務手数料
  • 解約違約金
    移転前のキャリアへ支払う中途解約金
  • 端末分割払いの残額
    移転前のキャリアへ支払う端末代金
  • 新規契約手数料
    移転先のキャリアへ支払う事務手数料

MNP転出料:移転前のキャリアへ支払う

キャリア

費用

ドコモ

2000円

au、ソフトバンク

3000円

格安SIM

2000円〜3000円

 

MNPを行う際に移転前のキャリアに支払う事務手数料で、金額はキャリア毎に異なります。

 

発生条件

乗り換え先キャリアとの契約が成立し、移転前のキャリアが解約になった時点。

 

支払うタイミング

移転元キャリアの最終月の請求に合算されます。

解約違約金:移転前のキャリアへ支払う

携帯会社

プラン

違約金

格安SIM

1年プラン

3000円

キャリア

2年プラン

9500円

 

キャリアの料金プランには契約期間があり、1年・2年と長期契約を結ぶことで月々の割引サポートを受けられます。大手キャリアは2年縛り、格安SIMなら1年縛りの場合が多いです。

 

長期契約を結んでも途中で解約できますが、プランに応じた解約違約金が発生しますが、契約更新月に解約すれば発生しません

2019年10月~解約違約金が1000円に?

総務省は、現在9500円となっている解約違約金を「上限1000円」とする規定整備案を6月に作成・発表しています。

 

この新ルールの開始日程はいまだ確定していないため、キャリア各社の料金プランなどがどのようになるかでMNPにかかる費用は増減する可能性があります。

 

現在出ている各キャリアの2年契約中途解約への対応は以下になります。

 

  • au
  • 「auデータMAXプラン Netfilixパック」
    +「2年契約N適用」

    2年契約あり・解約金1000円

     

  • ソフトバンク
  • 「ウルトラギガモンスター+プラン」

    2年契約なし・解約金なし

     

  • ドコモ
  • dクレジットカードでの料金支払い

    2年契約あり・解約金なし

 

また10月からの楽天モバイルの参入により、携帯電話市場の価格競争はより活発化するとみられています。

端末機種分割払い代金の残額:移転前のキャリアへ支払う

端末代金の支払い方法を分割払いにしている場合でも、MNPを利用してキャリアの変更はできますが、残りの回数分の残額を支払う必要があります。

 

▼計算方法

 

端末代金=
月々の分割支払額×分割払いの残り回数

 

▼計算例

64GBのiPhoneX(116,640円)を24回の分割払いで購入したが、13ヶ月目にMNPで他キャリアに乗り換えた場合。

 

端末分割払いの残額=5万8320円

 

(内訳)

  1. 毎月の端末代金分割支払額:4860円
  2. 分割払いの残り回数:12回
    (12ヶ月分は毎月の請求で支払済)
  3. 4860円×12回=5万8320円

 

端末分割払いの残額は、移転元キャリアの最終請求で一括払いをする必要があります。すでに一括払いや分割払いをして機種代金を払い終えている場合、費用は発生しません。

新規契約手数料:移転先のキャリアへ支払う

キャリア

費用

ドコモ、au、ソフトバンク、格安SIM

3000円

 

乗り換え先キャリアと新規契約する際に必要な事務手数料で、全キャリア一律3000円が基本です。MNP向けの割引キャンペーンなどが充実しているため、実質負担額は0円になるケースが大半です。

 

発生条件

乗り換え先キャリアと契約が成立した時点。

 

支払うタイミング

乗り換え先キャリアの初回の請求に合算されます。

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MNPにかかる費用を節約!

MNPを利用するタイミングによっては、大きな費用がかかってしまいます。MNPの費用を抑える方法を4つ紹介します。

 

  • まずは契約更新月をチェック
  • MNPキャンペーンを利用
  • フリープランを契約する
  • 機種変無しで同キャリア回線の格安SIMへ

まずは契約更新月をチェック

どのキャリアでも統一されており、更新月は契約満了月から「24ヶ月目・25ヶ月目・26ヶ月目」で、この間にMNPを利用すれば解約違約金は発生しません。それ以外の期間だと解約違約金が発生します。

一番費用を節約できるおすすめな方法は、更新月にMNPを利用することです。更新月であれば解約違約金が発生しないため、9500円の費用を抑えられます。

 

▼更新月の考え方

どのキャリアでも統一されており、更新月は契約満了月から「24ヶ月目・25ヶ月目・26ヶ月目」で、この間にMNPを利用すれば解約違約金は発生しません。

 

  • 「契約満了月」
    契約月を1ヶ月目として、24ヶ月目
  • 「更新月」
    契約満了月の翌月と翌々月(25・26ヶ月目)

 

ただし24ヶ月目以降は契約が自動更新となり、2年契約が再スタートします。そのため更新月に解約しなければ、再び2年後の更新月を待たなくてはなりません。

 

もし、1度目の更新月でMNPを利用せずに継続利用する場合は、定期契約のないフリープランへの変更がおすすめです。

更新月の確認方法

なお正確な更新月はキャリアや契約プラン、契約月によって個別で異なるので、下記方法で確認しましょう。

 

(例)

「契約満了月は2019年9月です」と表示された場合
→2019年9月、10月、11月が更新月

 

ドコモユーザー
  1. My docomoにログイン
  2. 「契約内容などオンライン手続き」をクリック
  3. 「ご契約内容確認・変更」をクリック
  4. ページ下部「ご契約プラン」項目にある
    「契約満了月は○年○月です」を確認
  5. 表示年月日の翌月・翌々月が更新月

 

公式サイトはこちら>>
My docomo

auユーザー
  1. au IDにログイン
  2. My auのトップページにある「スマートフォン・携帯電話」をクリック
  3. 「ご契約内容/ 手続き」をクリック
  4. 「ご契約情報」をクリック
  5. ページ下部の「料金割引サービス」項目内に表示された
    「次回更新年月 ○年○月〜×年×月」が更新月

 

公式サイトはこちら>>
au ID

ソフトバンクユーザー
  1. My Softbankにログイン
  2. 「基本料金」をクリック
  3. ページ中央「更新期間」項目内に表示された
    「○年○月○日〜×年×月×日」が更新月

 

公式サイトはこちら>>
My SoftBank | ソフトバンク

年間契約のないフリープランを利用

キャリア

プラン名

2年契約

フリー
プラン

差額

ドコモ

ギガホ

ギガライト 5GB

6980円

4980円

8480円

6480円

+1500円

au

auピタット 4GB

auデータ MAX

4480円

8980円

5980円

1万480円

+1500円

ソフト
バンク

通話基本プラン

1200円

3900円

+2400円

※ソフトバンクは別データプラン契約が必要。
また25か月目からフリープランに変更可能

※各社のプランは2019年9月現在のもの

 

フリープランは、ドコモとauは初めからプランを選択して契約でき、ソフトバンクは24か月継続利用した後に変更することができます。

 

定期契約のないフリープランで契約をすると、いつMNPを利用しても解約違約金は発生しません。

 

上記で紹介したように、1度目の更新月を逃してしまうと、再び約2年待たなければいけません。「まだまだ使える」と思っても、思わぬ故障や新機種に変更したくなるなどで買い替えが必要となることもあります。

 

解約違約金は最大9500円なので、6ヶ月以内にMNPを利用してキャリアを乗り換えれば、フリープランの方が安くなります

 

逆にそれ以外では差額の方が解約違約金を上回るので、契約更新月を待つか解約違約金を支払ってMNPを利用する方が良いでしょう。端末の状態や新機種の発売時期などを考慮した上で、検討してみてください。

MNPキャンペーンをチェック

各キャリアは自社契約者の獲得に力を入れているため、MNP限定のキャンペーンはとても充実しています。

中には数万円のキャッシュバックや、限定プランにより現在よりも大幅に携帯料金が安くなることも。

キャンペーンの充実性は、携帯電話の普及率がすでに高く、新規顧客の獲得が難しいことが影響しています。

 

キャンペーンはキャリアや店舗によって様々です。相談は無料なので、複数の最寄り店舗に訪れてキャンペーンを比較するのも良いでしょう。MNP利用者限定の場合が大半なので、新規で電話番号を取得するよりもお得になります。

 

解約違約金の支払いに抵抗を持ちがちですが、キャンペーン内容によっては支払った解約違約金が割引により戻ってくる実質0円キャンペーンなどが実施されていることもあります。

同回線の格安SIMへのMNPなら同端末を利用

格安SIMへの乗り換えにもMNPは利用可能です。大手キャリアから格安SIMへMNPする場合、同回線の格安SIMなら同じ端末を利用できます

近年はデータ通信料の安い格安SIMが人気で、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えたり、格安SIMから格安SIMヘ乗り換える人も。

 

回線

格安SIM会社

ドコモ回線

U-mobile、DMMモバイル、mineo
楽天モバイル、LINEモバイルなど

au回線

UQmobile、イオンモバイルなど

ソフトバンク回線

Y!mobile、mineo、LINEモバイルなど

 

同じ端末をそのまま格安SIMで使用すれば、新規端末購入費がかからないので安くなります。また写真やアプリなどをそのまま使用できるので、データ移行の手間を省けます。

 

ただし継続使用する場合でも、移転元で端末分割払いの残額があれば支払う必要があります。また下取りキャンペーン等は利用できないので注意しましょう。

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MNPを利用する際の3つの注意点

3つの注意点はMNP予約番号の有効期限は15日間。キャリアメールは使用できなくなる。ポイントや会員ランクが失効する。

注意!有効期限は15日間

MNP予約番号の有効期限は取得日から15日以内で、その間にMNPを利用しなければ自動的にキャンセルされてしまいます。

 

MNP予約番号を取得しただけでは、現キャリアを解約することにはなりません。解約になるのは、あくまでもMNPを利用して別キャリアと新規契約した場合のみです。

キャリアメールは使用できなくなる

MNPを利用すれば、電話番号そのままで別キャリアへ移動できますが、キャリアメールは必ず使用できなくなります。キャリアメールとは、@マーク以下にキャリア名などが入ったアドレスです。

 

  • ドコモ:〜@docomo.ne.jp
  • au:〜@ezweb.ne.jp
  • ソフトバンク:〜@softbank.ne.jp

 

アプリやサイトのアドレス変更を忘れずに!

キャリアメールは移転元キャリアでの解約手続きが完了した時点で、使用できなくなります。そのためMNPを利用する前に、登録アプリやサイトなどのアドレス変更手続きを済ませておきましょう。

 

特にキャリアメールで有料サイトに登録している場合は注意が必要です。解約やプラン変更の手続きが複雑になり、無駄な出費を伴う恐れがあります。

 

今後もMNPを利用する可能性がある場合、毎回キャリアメールが変更になるのは面倒なので、フリーメールアドレスの使用がおすすめです。

 

フリーメールアドレスにはGmailやYahoo!メールなどがあり、無料アカウントを取得すればキャリアや使用端末が変わっても同じアドレスを利用可能です。プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも多く使用されています。

ポイントや会員ランクが失効する

MNPを利用すると、移転元キャリアで貯めたポイントは全て失効してしまうので、MNP利用前にポイントを消費することをおすすめします。

 

またプラチナランクやゴールドランクなど、各キャリアには長期ユーザーを優遇する会員制度がありますが、MNPによって会員ランクもなくなります

一度解約すると、再契約した場合でもゼロからのスタートになるので注意しましょう。

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