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興信所の料金:調査目的別に見る相場。身辺調査は10万円~

士業・専門家
  • 探偵事務所との違いはなく、同じように調査できる
  • 探偵業届を出し「届出番号」がある興信所は信頼できる
  • 料金は調査内容により異なり5万円〜70万円と幅広い
  • 基本料金は4種類。時間制・定額制・パック料金・成功報酬型
  • 料金を抑えるポイントは、スムーズに調査してもらうこと。調査日を決めておくなど準備が必要
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興信所と探偵事務所には違いがない

興信所と探偵事務所は、業務上に違いはありません。

 

探偵業法という法律にならって営業し、探偵業の届出をしているところであれば、興信所と探偵事務所、どちらに依頼してもをしてくれます。

 

探偵業届を出していると証明書が交付されているため、届出番号などを掲示しているかどうかですぐに判別できます。

 

ちなみに昭和中期頃までは、「興信所は身辺調査や結婚調査の情報調査が主体」で、「探偵事務所は浮気や不倫、人探しなどの行動調査を主体」としていました。

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【調査目的別】料金相場

調査目的

調査内容

料金

浮気調査

配偶者や婚約者の浮気調査

30万円〜60万円

人探し

所在調査

5万円〜20万円

家出人調査

30万円〜50万円

身辺調査

婚約者・訴訟相手・社員の素性など

10万円〜70万円

浮気調査:30万円〜60万円

配偶者や婚約者の浮気調査のために興信所を利用する場合、その料金は30〜60万円ほどです。

 

浮気調査には平均4〜5日ほどかかるので、1日10万円となる計算です。調査にかかる時間と動員する人数によって異なりますが、最低でも30万円は用意しておくと安心です。

 

成功報酬型で依頼すると、成果が出なかった場合は無料または先払分の返金をされることもあります。

人探し調査

主な調査は2種類あります。

種類

料金

所在調査

5万円〜20万円

家出人調査

30万円〜50万円

所在調査:5万円〜20万円

主に身内や知り合いからの依頼が多く、5万円〜20万円で調査することが可能です。

 

▼具体的な調査例

  • 新しい所に引っ越したと思われるが、場所がわからない
  • 職場は知っているが、住所がわからない
  • 住所は知っているが、本当に住んでいるのかわからない

家出人調査:30万円〜50万円

行方不明者や家出人を調査する時に依頼します。多くの場合、日本全国のどこにいるか所在が全くわからないため、調査期間が長く、難易度も高いため料金も高くなっています。

 

行方不明の場合は警察に届け出るのが一般的ですが、自ら家出した人の場合は大事になるのを避けて警察に捜索願を出さず、興信所に依頼する人も多いです。

 

▼具体的な調査例

  • 家出した子供を探して欲しい
  • 家を出て行った妻を探して欲しい
  • 昔家出した兄弟を探したい

身辺調査:10万円〜70万円

調査対象や調査内容によって料金が異なるため、10万円〜70万円と幅広い価格帯となっています。

 

依頼者の多くは、婚約者の素性訴訟相手の素性新入社員の素性を調査する目的で依頼しています。

 

稀な事例として、ストーカー被害にあった女性がストーカーとの接点を知る時に利用することもあります。

 

▼身辺調査を依頼してわかる主な内容

  • 本名
  • 住所
  • 学歴
  • 職歴
  • 家族構成
  • 宗教団体への所属
  • 経済状況(借金がないか等)

 

個人情報保護法により深すぎる個人情報は知ることができないため、契約前に調査する内容を確認しておくと良いでしょう。

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【システム別】基本料金

興信所によって採用している料金システムが異なります。

 

料金システム

料金

時間制

3000円〜8000円/ 1時間

定額制

8万円〜10万円+延長料金+経費

パック料金

15万円〜50万円+延長料金+経費

成功報酬型

調査内容により異なる

料金→先払いor後払い+着手金ありorなし

時間制

時間制は1時間当たりの料金が決まっています。料金相場は1時間当たり3000円〜8000円」ですが、興信所によって様々で日数と調査人数によって料金が変わります。

 

時間制は1時間当たりの料金が決まっています。料金相場は「1時間当たり3000円〜8000円」ですが、興信所によって様々です。

 

見積書には「調査員1人当たり〇〇円」と記載されていることが多く、日数と調査人数によって料金が変わります。

 

時間制では、浮気の可能性が高い日や時間が特定できているとお得な一方、調査にどのくらい時間が必要かわからない場合は高額になってしまいます。

 

延長する場合は延長料金を支払うことになるため、事前に延長料金を確認しておきましょう。

定額制

定額制は「基本料金+延長料金+経費」で計算されます。定額制は興信所によって2種類あります。1.時間制の料金をまとめて定額制にする2.1日の料金を設定する。もし決定的な証拠や写真が撮れなかったとしても、定額制の場合は返金されません。

 

定額制は「基本料金+延長料金+経費」で計算されます。

 

定額制は興信所によって2種類あります。

 

  • 時間制の料金をまとめて定額制にする
  • 1時間当たりの料金は時間制の時よりも安くなる傾向にあります。

  • 1日の料金を設定する
  • 計算が非常に簡単なので、どれほどの時間が必要かわからない時におすすめです。

 

場合により、調査結果が出ないこともあります。もし決定的な証拠や写真が撮れなかったとしても、定額制の場合は返金されません。

パック料金

人探しや素行調査の場合は時間がかかるので定額制よりもパック料金がおすすめです。3日〜5日にかけての調査に対して15万円〜50万円ほどの料金がかかります。

 

人探しや素行調査の場合は時間がかかるので、定額制よりもパック料金がおすすめです。3日〜5日にかけての調査に対して15万円〜50万円ほどの料金がかかります。

 

パック料金にした場合の合計費用は「あらかじめ決められている」ので、1時間当たりの料金が定額制よりも安くなります。

 

▼パック料金の特徴

  • 消費期限を決める
  • 時間制・定額制よりもお得
  • 早く終わった場合は返金されない

 

パックで購入した調査時間を、いつどのように使うかを依頼主が決めることができます。たとえ時間を使い切らずに調査結果がわかっても、返金はされません。

成功報酬型

着手金の有無や料金の支払い方法(先払い・後払い)が分かれます。着手金とは、成功報酬とは別に固定の料金を支払うことです。金額は興信所により様々です。

 

成功報酬型は、着手金の有無料金の支払い方法(先払い・後払い)が分かれます。

 

着手金とは、成功報酬とは別に固定の料金を支払うお金のことです。金額は興信所により様々です。

 

成果が出ない場合のリスクがあるので、はじめに着手金を請求されることも多くあります。

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【費用項目別】料金内訳

興信所に支払う料金は大きくつ5に分けられます。

費用項目

料金

人員費用/ 1名

1万円〜2万円/ 1時間

使用機材

使う機材による

車両料金

距離やガソリン代による

GPS使用費

1万円〜3万円/ 1週間

報告書作成費

1万円〜2万円

人員費用

1人当たりの人件費が、1時間あたり1万円〜2万円ほどかかります。興信所のほとんどが1つの案件に2人を配属するため、基本的に1案件1時間2万円〜4万円かかります。

 

調査する地域が広く、調査対象者が増えていくとと人員費用は高くなっていきます。契約時にどれほどの人員を使うか、よく確認しましょう。

 

人員費用を安く提示した興信所の中には悪質なものもあり、実際は1人で調査しているにも関わらず待機人件費として料金を水増しされることもあるので注意しましょう。

使用機材

証拠用の写真には、高性能・高画質のカメラを用意する必要があり、費用が高くなります。特に、ナイトカメラは暗闇でフラッシュをたかずに綺麗に撮影できるため、機材費も高くなります。

 

▼機材例

  • カメラ
  • ナイトカメラ
  • 録音機器
  • 盗聴機器
  • 盗撮機器

 

盗聴機器・盗撮機器は使用しない場合もあるので、十分に確認しておきましょう。

車両料金

車両にかかる経費は、主にレンタカーと同じくらいの料金が目安です。車両での尾行をする場合は、車種や色を変える必要があるため、さらに経費がかかります。

 

▼主な経費

  • ガソリン代
  • 駐車料金
  • 高速代金
  • 車両使用費

 

車両料金を節約しようとすると、距離が離れても尾行できずに調査が難航するので、ここを節約するのは難しいです。

GPS使用費

興信所によって異なりますが、1週間あたり1万円〜3万円です。

 

対象者やその所持品にGPSを付けて行動パターンや居場所を把握するのに利用し、たとえ見失っても追いかけることができます。

 

興信所によって自作のGPSを使っていたり、レンタルしたりと様々です。便利なGPSですが、対象者に見つかると警戒されるというデメリットもあります。

報告書作成費

報告書とは依頼人に調査結果を報告するための書類のことで、作成にかかる費用が報告書作成費です。

 

相場は1万円〜2万円ですが、最近は報告書作成費を料金に含めないところも増えています。

 

以前は写真の現像などに費用がかかっていたのですが、現在はプリントアウトできるので報告書作成費は安くなっています。

 

調査する内容や調査日数によっても料金は変わるので、金額に見合う報告書なのかどうか確認しましょう。

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料金を抑えるポイントは「スムーズな調査」

調査をスムーズに行えると、料金を抑えることに繋がります。方法は大きく分けて3つあります。

  • 調査してもらう日を決めておく
  • 対象者に調査を悟られない
  • 知っている情報をすべて提供する

調査してもらう日を決めておく

例えば浮気調査の場合、あらかじめ浮気しそうな日に調査を依頼すると料金を抑えることができます。

 

調査対象となる人が浮気をしていれば、理由をつけて帰宅が遅くなったり帰宅しなかったりする日を作るので、目星をつけておきましょう。

 

  • 出張
  • 食事
  • 飲み会
  • 残業 など

 

前もって疑わしい日を把握していれば、そのぶん調査時間を削れ、調査に失敗するリスクも低くなります。

対象者に調査を悟られない

調査対象者に尾行・撮影を悟られてしまうと、警戒されて証拠をつかむのが難しくなります。

 

浮気などが確定している状態でも、裁判で戦うには決定的な証拠写真が必要になるため、写真が撮れなかった場合は証拠不足となってしまいます。

 

成功報酬型以外の時間制・定額制・パック料金で支払う場合、調査に失敗すると料金が無駄になってしまいます。依頼主は普段通りのふるまいを心がけることがポイントです。

知っている情報をすべて提供する

あらかじめ手に入る情報が多ければ多いほど調査が簡単になり、調査時間も少なくて済みます。調査時間が少ないと、それだけ料金も抑えられます。

 

主に下記の情報を興信所に渡すと、調査がはかどり、証拠写真も撮りやすくなるのでおすすめです。

  • 日常の行動パターン
  • 職場での役割
  • 人柄や性格
  • 行きつけのお店
  • 知人や友人
  • 趣味
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良い興信所の見極め方

興信所によっては契約の際に明確な料金を伝えなかったり、調査能力が低いことを隠すところがあります。

 

下記のポイントを意識しながら興信所を探しましょう。

▼ポイント

  • 探偵業届届出番号を掲示している
  • 電話番号が書いてある
  • 料金の質問に詳細に答える
  • 料金の説明が明確
  • 調査員の対応・人柄が良い
  • 広告に誇大表現がない

 

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参考:探偵業届について/警察庁HP

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